注目度の高い「インフルエンサーマーケティング」は、年によってトレンドも移り変わっていきます。
2021年現在、そして2022年には、どのようなトレンドがあり、どのような点が重視されていくのか気になるところです。
そこでこの記事では、2021年から2022年にかけてのインフルエンサーマーケティングのトレンドについて、調査データも含めて解説します。
併せて、Castbookで実施したInstagramのPR投稿事例についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、SNSを中心に大きな影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれる存在に、商品やサービスをPRしてもらうマーケティング方法です。
従来は、企業が消費者に対して直接働きかける、一方通行のマーケティング方法が主流でした。
しかし、インフルエンサーが登場すると、消費者とインフルエンサーとのコミュニケーションによって、従来のマーケティング方法よりも大きな共感と信頼が生まれるようになりました。
現在では、高い訴求力を持つ効果的なPR方法として、インフルエンサーマーケティングは欠かせないものとなっています。
インフルエンサーマーケティングのトレンド4選
ここでは、覚えておきたいインフルエンサーマーケティングのトレンドについて解説します。
いずれのポイントも、すでに重視されつつあるものなので、ぜひチェックしておいてください。
(1)Instagramは引き続き強い!
アメリカの調査結果「Influencer Marketing Benchmark Report 2021」によると、調査回答者の7割ほどが、インフルエンサーマーケティングに使用するプラットフォームとしてInstagramを挙げています。
急速に伸びているTikTokも目が離せませんが、Instagramへの注目度が高止まりしていることから、Instagramは今後もインフルエンサーマーケティングを実施する場として強いといえそうです。
以下では、Castbookで実施した、InstagramにおけるPR投稿の成功事例をご紹介します。
【事例1】
約8万人のフォロワーを持つ、インフルエンサーの寺田チカ(@chika08101025)さん。
メイク商材である「COSCOS ロングラスティングアイライナー」をPRした際の投稿です。
インフルエンサー自身が写る写真によって注目度を高め、丁寧な説明とフォロワーとのコミュニケーションによって、コミュニティへの訴求力を高めています。
こちらの投稿には、「いいね!」が955件(※)集まるとともに、好意的なコメントも寄せられています。
【事例2】
約1.9万人のフォロワーを持つ、インフルエンサーのsaa(@saaa.saaa.saaa.05)さん。
スキンケア商材である「Huxley コンディショニングエッセンス」をPRした際の投稿です。
写真には、商品名が一目でわかるよう加工がなされているほか、パッケージや実際の中身の写真によって、フォロワーにとってわかりやすい投稿になっています。
こちらの投稿には、「いいね!」が917件(※)寄せられています。
(※2021年7月現在)
(2)保存数に注目
先ほどご紹介したInstagram投稿では、いずれも900件以上の「いいね!」やコメントがついていました。
これまでは、インフルエンサーに対するフォロワーやSNSユーザーの反応を測る指標として、「いいね!」数やコメント数が重視されていたのは事実です。
しかし、これからさらに注目すべきなのは「保存数」といえるでしょう。
Instagramには、ブックマークのように、後から見返したい投稿を保存する機能があります。
「いいね!」やコメントを寄せるフォロワーの中にも、投稿された商品を実際に購入しようと考える人は一定数いるものの、投稿を保存したフォロワーのほうが、より行動を起こす可能性が高いと想定されるでしょう。
そのため、今後は「いいね!」やコメントの数・質に加え、保存数の分析が重要です。
(3)動画・ライブ配信コンテンツの活用
インフルエンサーマーケティングのプラットフォームとしてTikTokが伸びているように、動画・ライブ配信コンテンツは今後注目すべきポイントの一つです。
通常の投稿では伝えきれない商品やサービスの魅力を訴求できるとともに、視聴するフォロワーやSNSユーザーにとっても、リアルタイムでインフルエンサーとつながることができるため、親近感を抱きやすくなります。
また、Instagramでは「Live Rooms(ライブルーム)」と呼ばれる新機能が存在し、2021年3月には、ユーザー本人とゲスト3人の計4人でのライブ配信が可能になりました。
今後は、インフルエンサー複数人、もしくはインフルエンサー+企業担当者のライブ配信型インフルエンサーマーケティングが広がっていく可能性があるでしょう。
(4)良質な投稿の追求
インフルエンサーマーケティングが普及している今、フォロワーやSNSユーザーは、毎日さまざまなPR投稿に触れています。
そのため「ただインフルエンサーがPRしている」というだけでは、興味を持ってもらいにくくなっているでしょう。
もちろん今でも、インフルエンサーマーケティングの効果を高めるためには質の高い投稿であることが欠かせませんが、今後はさらに追求していかなければなりません。
そこで重視すべきなのが、どのような投稿をするかというよりも、インフルエンサーの熱量です。
「その商品の」PRをしたいと本気で思うインフルエンサーを見極め、起用することが、熱量が込められた良質な投稿につながります。
まとめ
今回は、2021年から2022年にかけての、インフルエンサーマーケティングのトレンドについて予測・解説しました。
あらためて内容をまとめてみましょう。
- インフルエンサーマーケティングとは、「インフルエンサー」に商品やサービスをPRしてもらう、訴求力の高いマーケティング方法
- Instagramは、引き続き強いプラットフォームと想定される
- Instagramの投稿では、「いいね!」数やコメント数・質に加えて保存数が重要
- 動画(ライブ配信)コンテンツに注目
- 良質な投稿の追求が求められる
Castbookでは、Instagramを中心に、訴求力の高いインフルエンサーマーケティングを実施しています。
また、厳しい審査基準をクリアしたインフルエンサーの中から、PR案件ごとにインフルエンサーを募集する仕組みのため、良質な投稿が実現可能です。
これからインフルエンサーマーケティングを始めたい方や、現在の施策を見直したいという方は、ぜひご相談ください!