近年、次世代のインフルエンサーとして「バーチャルインスタグラマー」が次々と登場し、世界中で注目を集めています。
バーチャルインスタグラマーはまだ馴染みのない存在であるため、「なんとなく聞いたことはあるけれど、詳しい実態は知らない」という方も多いでしょう。
そこで本記事では、バーチャルインスタグラマーの定義や作られ方、人気の理由・起用効果などを解説します。
バーチャルインスタグラマーとは
バーチャルインスタグラマーとは、その名のとおり「バーチャル（virtual）＝仮想的・架空」のインスタグラマーです。
最新のCGを使用し、まるで本物の人間のように細部まで丁寧に作り込まれたバーチャルインスタグラマーは、ファッションや日常風景などを中心にInstagramに投稿しています。
また、バーチャルインスタグラマーの多くは、その美しいスタイルやおしゃれなファッションセンスを活かして「バーチャルモデル」としても活動しています。
特に人気のバーチャルインスタグラマーはフォロワーが数百万人にものぼり、その影響力は大きいと考えられるでしょう。
バーチャルインスタグラマーの作られ方
何度見ても「本当にCG？」と思ってしまうようなバーチャルインスタグラマーが、どのように作られているのか気になるでしょう。
バーチャルインスタグラマーは、大きく分けて、一部のみがCGのケースと全身CGのケースがあります。
一部のみ（頭部のみ）がCGのケースでは、バーチャルインスタグラマーのベースとなるモデルを撮影し、CGで生み出した髪や顔、表情などを合成します。
一方、全身3DCGのケースでは、顔はもちろん体や着ている服もすべてバーチャルです。
バーチャルインスタグラマーをCGで作る際に一番難しいところは、表情だといわれています。
なぜ人気？バーチャルインスタグラマーを起用する効果
人気を集めるバーチャルインスタグラマーには、以下のような方々がいます。
・imma（＠imma.gram）さん
・Miquela（＠lilmiquela）さん
・Nikuro（＠liam_nikuro）さん
・Shudu（＠shudu.gram）さん
PRADAやCalvin Kleinなどの世界的有名ブランドから、KATEなど日本で人気のブランドまで、バーチャルインスタグラマーはさまざまな企業とコラボしています。
バーチャルインスタグラマーをPRに起用する効果として、大きく以下の2点が挙げられるでしょう。
消費者に強いインパクトを残せる
今はまだ、ほとんどの人にとってバーチャルインスタグラマーは目新しい存在です。
「実在しない」という存在そのものに大きなインパクトがあるため、通常のインスタグラマーを起用するよりも消費者の記憶に残りやすくなると期待されます。
それぞれの個性により消費者の心を掴める
バーチャルインスタグラマーは、ただ美しい架空のキャラクターというだけではありません。
一人ひとりが独自の思想や目標、夢などを持ち、フォロワーに発信しています。
バーチャルな存在でありながら、それぞれがしっかりと個性を持っているため、消費者の心を掴みやすくなっているのです。
まとめ
バーチャルインスタグラマーとは、最新のCGを使用し作られた架空のインスタグラマーを指します。
世界的有名ブランドとコラボするなど、人気バーチャルインスタグラマーの活躍の幅はこれからも広がっていくでしょう。
消費者に強いインパクトを残しつつ、心をしっかりと掴むインスタグラマーの新しい形に、今後もぜひ注目してみてください。
