インフルエンサーマーケティングは、近年のマーケティング施策のトレンドの一つといってよいでしょう。しかし、単にインフルエンサーマーケティングを実施するだけでは、思うような効果は得られません。
重要なのは、適切な目標設定とそれに沿った運用です。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングで目標を設定する際のポイントとして、KGIやKPIなどについて解説します。
これからインフルエンサーマーケティングを実施しようと考えている方や、インフルエンサーマーケティングを始めてはみたものの運用に困っているという方は、参考にしてください。
KGIの設定
目標を設定するうえで、まずは「KGI」の設定が必要です。
KGIとは「Key Goal Indicator」の略で、インフルエンサーマーケティングを行う最終目標(何をもって成果とするのか)を表す指標のことです。
一般的には、売上高や利益率、成約件数などをKGIとして定めるケースが多いでしょう。
「ターゲットである20代からの購入数を15%以上増やす」など、具体的かつ計測できる内容で設定するのがポイントです。
KGIは、次にご紹介する「KPI」と混同してしまうケースも多く見られます。
目標設定の際には、本当にその目標がKGIにふさわしいのかを十分に吟味してください。
KGIを達成するためのKPIの設定
続いて、KGIを達成するための「KPI」を設定します。
KPIとは「Key Performance Indicator」の略で、インフルエンサーマーケティングの中間目標を表す指標です。
KGIが「ゴール」なら、KPIは「過程」といえます。
いきなりKGI(最終的なゴール)を目指すのではなく、KPIを一つずつクリアしていくことで、達成状況を細かく把握できるようになります。
仮にインフルエンサーマーケティングが失敗に終わったとしても、KPIに沿って効果検証を行えば、失敗原因を見つけることができるでしょう。
ただし、あまりに多くのKPIを設定してしまうと逆に検証しにくくなる可能性もあるため、KPIは数個程度に絞るのがおすすめです。
なお、KGIやKPIを設定する際は、以下の5つのポイントを押さえましょう。
- Specific・・・具体的かつ明確であること
- Measurable・・・測定可能であること
- Achievable・・・達成可能であること
- Relevant・・・最終目標を達成するために関係があること
- Time-bound・・・適切な期限が定められていること
インフルエンサーマーケティングのKPIについて、さらに詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
長期的な視点で運用する
インフルエンサーマーケティングは、すぐに効果が表れる施策ではありません。
もちろん「○日間で○回拡散させる」などの目標であればすぐに達成することも可能ですが、それは本質的な目標にはならないでしょう。
インフルエンサーマーケティングの実施から効果測定まではある程度の期間が見込まれることを念頭に、目標設定も含め長期的な視点で運用することが大切です。
まとめ
インフルエンサーマーケティングを行う際には、KGIを設定し、KGIを達成するためのKPIを設定することが大切です。
また、目標達成に向けては長期的な視点で運用することが欠かせません。
今回ご紹介した内容をもとに、適切な目標設定を取り入れたインフルエンサーマーケティングを実施してみてはいかがでしょうか。