インフルエンサーマーケティングと聞いてまず思い浮かべるのは、最新コスメや話題のスキンケアアイテムを紹介する美容系インフルエンサーではないでしょうか。
今回は、インフルエンサーマーケティングを積極的に行っている美容・コスメ業界の投稿事例を用いて、どのようなポイントを意識すればPR効果を高められるのかを解説します。
美容・コスメ業界とインフルエンサーマーケティングの相性は抜群
美容・コスメ業界がインフルエンサーマーケティングに力を入れているのは、期待する効果を得られやすいからであることは想像に難くないでしょう。
実際に、株式会社GLAPentertainment(グラップエンターテイメント)が20~35歳女性を対象に行った調査(※)においても、Instagramで見た投稿をきっかけに購入したことのある商品の第1位は「コスメ」という結果となっています。
続く第2位も「スキンケア商品」であり、美容・コスメ業界とSNSを活用したインフルエンサーマーケティングの相性は良いことが確認できます。
美容・コスメ関連のPR投稿ポイントと成功事例5選
では、美容・コスメ関連のPR投稿は具体的にどのようなものが成功しているのでしょうか。
Castbookで実施したインフルエンサーマーケティングの事例を用いて、効果を高めるために意識すべきポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【ポイント1】コスメは「寄り」と「引き」を意識
モデルとしても活動するインフルエンサーの高橋晴香さん。『CELEFIT(セレフィット) BELLAコレクション アイシャドウパレット01』のPRでは、商品を使ってアイメイクを施した写真を投稿しています。
ここでのポイントは、寄りの写真と引きの写真の両方を載せていること。ユーザーは商品を手にとって見ているわけではないため、そのコスメを購入しようと思ってもらうためになるべく多くの情報が必要です。
写真の訴求力に長けているInstagramの特徴を生かし、「寄り」と「引き」の写真を用いて質感や全体の雰囲気など様々な情報を伝えられると良いでしょう。
【ポイント2】パッケージだけでなく中身も見せる
マイクロインフルエンサーのsayuさんは『ルルルンプレシャスローション リッチ』のPR投稿を実施しました。パッケージと商品を使用した自身の写真に加え、中身を手にとって見せている点がポイントです。
美容・コスメ関連の商品は肌に直接触れるものが多いため、中身を見せることは信頼度を高めるうえで重要と言えるでしょう。
【ポイント3】動画を活用してイメージしやすく
『リンクルローション たまご化粧水』のPRをしたのは、マイクロインフルエンサーの木佐一友里さん。この投稿のポイントは、誰が見てもわかりやすいように、キャプションに加え動画で使用方法を提示している点です。
InstagramでPR投稿を実施する場合、可能であれば動画も活用するとよりユーザーの興味関心を高めやすくなるでしょう。
【ポイント4】最低限訴求したい点を写真に組み込む
OLの@minamininaritaiolさんは、自身の顔を出さないインフルエンサーです。
今回は『BabyFoot(ベビーフット)イージーパック&アフターケア用保湿クリーム』をPRしていますが、写真を加工し直接テキストを入れている点がなによりの特徴です。
Instagramは写真の訴求力が高い一方で、すべてのユーザーがキャプションまで読んでいるとは限りません。
そのため「最低限ここだけは伝えたい!」という内容を写真に組み込むことで、キャプションを読まなくても自然と理解してもらいやすいでしょう。
【ポイント5】商品のもつ世界観を強調
ファッションモデルとしても活動するインフルエンサーのkadowakireinaさんによる、『NALOW(ナロウ)ディープモイストシャンプー&トリートメント』のPR投稿事例です。
この投稿の最大のポイントは、商品の世界観を強調している点にあります。シャンプーのPRというと使用後の髪に焦点をあてた投稿が一般的ですが、ここではあえてピンクの可愛らしい商品パッケージに重きを置いています。
空間やインフルエンサー自身の服装も含め統一された世界観で、「こんな写真を撮りたい!」と思わせることに成功しており、非常におすすめの手法のひとつです。
美容系インフルエンサーを探すには?
今回ご紹介した事例は、数ある成功事例のほんの一部です。Castbookでは、質の高い美容系インフルエンサーと出会うためのマッチングプラットフォームをご用意しています。
もし、美容系インフルエンサーを探したいとお考えであれば、ぜひご活用ください。そして、最大の効果を生み出すことをともに目指していきましょう。
(※参考資料)