TikTokは、15~60秒程度の短時間動画を投稿できる、スマートフォン向け動画共有サービスです。
TikTokでは、InstagramやTwitterのようにPR案件が存在します。
そこで今回は、インフルエンサーやインフルエンサーを目指している方に向けて、TikTokのPR案件を受けるメリットや注意点、コツなどを解説するので、参考にしてください。
TikTokの「PR案件」とは
世界中で流行しているTikTok上には、「TikToker(ティックトッカー)」と呼ばれるインフルエンサーが数多くいます。
TikTokのPR案件とは、そのTikTokerに企業が依頼する仕事のことです。
具体的には、企業から依頼を受けたTikTokerが、商品やサービスの魅力をPRする仕事を指します。
TikTokerがPR案件を受けるメリット
TikTokerがPR案件を受けるメリットは、次の3点です。
- インフルエンサーとしての実績が増える
- ケースによっては高額報酬を得られる
- 企業とのつながりができる
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
インフルエンサーとしての実績が増える
PR案件を受ければ、報酬の高さに関係なく「PR案件を受けたことがある」という実績ができます。
実績を提示することで、新たなPR案件を受けやすくなるかもしれません。
また、PR投稿を通じて興味を持ったユーザーが新たにフォローしてくれるため、フォロワーも増えやすくなります。
結果として、インフルエンサーとしての影響力がより大きくなり、PR案件の依頼が増えたり、報酬が上がったりすると考えられるでしょう。
ケースによっては高額報酬を得られる
TikTokのPR案件の報酬は、他のSNSと同様におもにフォロワーの数が基準となります。
具体的な費用相場は、次のとおりです。
①フォロワー数 100万人~:フォロワー1人あたり4~6円
②フォロワー数 10万人~:フォロワー1人あたり3~5円
③フォロワー数 1万人~:フォロワー1人あたり2~3円
④フォロワー数 それ以下:フォロワー1人あたり1円以下
また、TikTokの場合は、動画再生回数×単価といった報酬形態もあるようです。
PR案件の話がきたら、報酬形態をきちんと確認しておきましょう。
企業とのつながりができる
一度PR案件を受けたときに、その企業と良好な関係を築ければ、継続して仕事を依頼してもらいやすくなります。
また、その企業を通じて別の企業からオファーがかかる可能性もあるでしょう。
PR案件を受けるかどうかは、報酬がもらえるというその場限りのメリットだけでなく、長期的にどのようなメリットがあるかも考えて判断してください。
TikTokerがPR案件を受ける際の注意点
ケースによっては、PR案件を受けることがデメリットになることもあります。
PR案件を受ける際の注意点をあらかじめチェックしておきましょう。
PR内容によってはフォロワーが減る可能性がある
自身のブランドイメージとまったく関連のないPRの案件を受けると、イメージダウンによってフォロワーが減ることがあります。
フォロワーが減り、インフルエンサーとしての影響力がなくなってしまうと、以降の活動に支障が出るかもしれません。
「PR案件ならなんでも受ける」という姿勢ではなく、PR案件の内容と自身のブランドイメージがマッチしているかを考えましょう。
トラブルや炎上のリスクがある
信頼できる企業かしっかりと見極めないと、企業と契約トラブルになる可能性があります。
また、企業自体に問題がなくても、双方の認識のズレによってトラブルになるリスクがあるため、わからないこと・気になることは契約の前に質問しておきましょう。
さらに、フォロワーを不快にさせる表現や、あまりにも誇張した表現でPR投稿をすると、炎上の原因になります。
契約した企業だけでなく、今後依頼をしてもらえる可能性のあった企業からの信頼も失ってしまうでしょう。
TikTokでPR案件を受ける方法
TikTokでPR案件を受ける方法は、おもに次の3つです。
(1)企業から直接スカウトがくるのを待つ
(2)企業とインフルエンサーのマッチングサイトを活用する
(3)事務所に所属する
それぞれメリットは異なりますが、DMを待つよりも高確率でPR案件を受けられ、かつ事務所に所属するほどの手間がかからない(2)の方法が現実的ではないでしょうか。
TikTokのPR案件を獲得するためのコツ
TikTokのPR案件を獲得するため、次のコツを意識しましょう。
- オリジナリティのある動画を継続して投稿する
- アカウントのイメージを統一させる
オリジナリティのある動画を継続して投稿する
単にフォロワー数が多いTikTokユーザーならたくさんいます。
差別化するためには、「自分らしさ」がある動画で人気を高めることが大切です。
また、撮影・編集技術をアピールするのもポイントとなります。
人気TikTokerの投稿を参考にしつつ、撮影・編集技術を磨いていきましょう。
アカウントのイメージを統一させる
「毎回違った雰囲気で日常生活のあらゆることをテーマに動画を投稿している人」と、「世界観が統一されていて決まったジャンルのことだけを投稿している人」がいるとしたら、企業が依頼しやすいのは後者です。
企業は、商品やサービスのPRを通じて認知度を高めたり、売上を伸ばしたりするのが目的なので、コスメやファッションなどの特定のジャンルに特化しているTikTokerのほうが効果を得やすいと考えます。
したがって、どのようなジャンルを強みとするのかを中心に、アカウントのイメージづくりをしていきましょう。
まとめ
TikTokerがPR案件を受けることには多くのメリットがありますが、一方でフォロワーの減少・トラブルや炎上のリスクなどの注意点もあります。
それらを理解したうえで、PR案件の獲得を目指しましょう。
インフルエンサーとして活躍したい方は、インフルエンサーマッチングプラットフォーム「Castbook」へのキャスト登録もぜひ検討してみてください。