クラウドファンディングは、資金を集める手段の一つとして、新規事業の立ち上げから社会貢献活動まで幅広い用途に活用されています。
しかし、クラウドファンディングをすれば誰もが資金を集められるわけではなく、適切な宣伝を行いプロジェクトへの賛同を得なければなりません。
そこで本記事では、クラウドファンディングの仕組みと宣伝方法、PRにインフルエンサーを起用する際のポイントを解説します。
クラウドファンディングの仕組み
クラウドファンディングは、インターネット上で自分の想いとともに実現したいプロジェクトについて発信し、その想いやプロジェクトに共感した消費者(サポーター)から資金を募る仕組みです。
2000年代にアメリカで誕生したといわれ、日本でも資金調達手法の一つとして一般的なものとなりつつあります。
クラウドファンディングには、大きく分けて以下の2つの募集方式が存在します。
All or Nothing 方式
All or Nothing 方式とは、期限内に設定した目標金額を達成していれば、その資金を受け取ることができる募集方式です。
一方で、期限内に目標金額を達成しなかった場合は、集まった資金はすべてサポーターに返還されます。
すなわち、資金を受け取れるかは100か0です。
All in 方式
All in 方式とは、期限内に設定した目標金額に達する・達しないにかかわらず、その時点で集まっている資金を受け取ることができる募集方式です。
そのためAll in 方式では、最終的に目標金額を達成しなくても、サポーターへ必ずリターンをする必要があります。
クラウドファンディングの宣伝方法
資金調達のためには、プロジェクトの適切なPRが欠かせません。
クラウドファンディングの宣伝方法には、おもに以下の3つがあります。
SNS
すぐに取り組み始められるのが、SNSの活用です。
想いやプロジェクトの情報を継続的に発信し、サポーターをプロジェクトページに誘導します。
ただし、SNSでは日々たくさんの情報が発信されているため、その中でいかに見つけてもらうか工夫が必要です。
広告
クラウドファンディングサービスによっては、サイトのトップページに掲載できたり、SNS広告に表示させたりと、有料の広告メニューが用意されている場合があります。
広告の出稿によって、自分のプロジェクトが消費者の目にとまる機会は増えるでしょう。
一方で、目にとまる機会が増えるからといってサポーターが増えるとは限らず、広告を活用してうまく消費者に訴求できるかがポイントです。
インフルエンサー
SNSで大きな影響力を持つインフルエンサーを起用し、PR投稿をしてもらう方法もあります。
インフルエンサーの力を借りて効果的に宣伝すれば、情報が埋もれることなく消費者に興味を持ってもらいやすくなります。
インフルエンサーを起用する際のポイント
クラウドファンディングの宣伝には、インフルエンサーを起用するのが特におすすめですが、きちんとポイントを押さえなければその効果も薄れてしまいます。プロジェクトの内容とキャスティングするインフルエンサーとの相性はどうか、PR投稿をしてもらうタイミングはいつなのかなどを検討してください。
PR投稿のタイミングについては、プロジェクト開始直後ではなく、プロジェクト期間の後半がよいでしょう。なぜなら、プロジェクト開始直後のほとんど資金が集まっていない状態だと、人気のないプロジェクトなのだろうかと要らぬ疑問を持たれやすくなってしまうからです。
まとめ
クラウドファンディングの宣伝方法には、大きく分けてSNS・広告・インフルエンサーの3つがあります。
その中でも効果的な訴求がしやすいのが、インフルエンサーを起用したPRです。
プロジェクトとの相性や起用するタイミングなどを検討し、インフルエンサーマーケティングを実施してみてはいかがでしょうか。