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ナノインフルエンサーとは?概要や起用するメリット・注意点を解説!

インフルエンサーといえば、著名人・芸能人のように多くのフォロワーがいるといったイメージがあるかもしれません。しかし、近年注目されているのは、むしろフォロワー数が限定された「ナノインフルエンサー」です。
本記事では、ナノインフルエンサーの概要や、ナノインフルエンサーを起用するメリット・注意点について解説します。

ナノインフルエンサーとは?

そもそも「ナノ」という言葉は、“10億分の1”を表す単位のことです。「ナノインフルエンサー」とは、インフルエンサーのなかでもフォロワーが少なく、小さい規模で活躍するインフルエンサーのことを指します。

インフルエンサーは、フォロワーの人数規模に応じて、以下の4つに区分されます。

  1. フォロワー数100万人以上→メガインフルエンサー
  2. フォロワー数 10万人以上→パワーインフルエンサー
  3. フォロワー数 1万人以上→マイクロインフルエンサー
  4. フォロワー数 1万人以下(未満)→ナノインフルエンサー

上記区分からわかるとおり、ナノインフルエンサーは一般的にフォロワー数が1万人以下で、インフルエンサーの区分のなかではフォロワー数が最も少なくなっています。
とはいえ、ナノインフルエンサーの持つ特長は、ほかのインフルエンサーに劣りません。
次の章で、ナノインフルエンサーのメリットを詳しく確認していきましょう。

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ナノインフルエンサーを起用するメリット

ナノインフルエンサーのメリットは、次の3点です。

  • エンゲージメント率が高い
  • コストパフォーマンスが高い
  • オーディエンスの質が高い

それぞれのメリットについて、以下で詳しく説明します。

エンゲージメント率が高い

インフルエンサーマーケティングにおける「エンゲージメント率」とは、投稿に好意的な反応をした人の割合のことを指します。エンゲージメント率は、インフルエンサーマーケティングの効果を高めるうえで欠かせない要素です。

例えばInstagramでは、いいね数やコメント数、プロフィールへのアクセス数などが、エンゲージメント率を考える際の指標となります。HypeAuditorが実施した調査によると、ナノインフルエンサーはほかのインフルエンサーに比べ、エンゲージメント率が2倍以上高いという結果が出ています。

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コストパフォーマンスが高い

インフルエンサーへの依頼にかかる費用は、「フォロワー単価」で算出されるケースが多くあります。フォロワー単価とは、インフルエンサーの「フォロワー1人あたり◯◯円」と価格設定する考え方です。

具体的には、フォロワー1人あたり3~5円が相場といわれており、フォロワーが少なければ少ないほど、そのインフルエンサーへ依頼する際にかかる費用は安くなります。すなわち、ナノインフルエンサーなら、同じ予算でより多くの人数を起用できるのです。

ナノインフルエンサーは、特にニッチな層への発信力に長けているため、専門性が高い商品やサービスのPRでは、さらにコストパフォーマンスが高まると期待できるでしょう。

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オーディエンスの質が高い

「オーディエンス」とは、インフルエンサーのフォロワーのことを指します。

ナノインフルエンサーは、フォロワーと親密な関係を築きやすい傾向にあるのが特長です。
その理由には、そもそもフォロワー数が限られていることで、フォロワーからの質問や感想などのコメントに一つひとつ対応しやすいことが挙げられます。

また、フォロワー側から見れば、ナノインフルエンサーを「一般人に近い存在」として、親近感がわきやすい点も挙げられるでしょう。双方向の良好なコミュニケーションが生まれ、オーディエンスの質が高まることによって、インフルエンサーマーケティングのより良い効果が期待できます。

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ナノインフルエンサーを起用する際の注意点

インフルエンサーマーケティングでナノインフルエンサーを起用する際には、いくつか注意すべき点があります。
それぞれの注意点について、以下で確認していきましょう。

影響をおよぼす範囲が限定される

フォロワーが1万人以下のナノインフルエンサーは、フォロワーが10万人・100万人といるインフルエンサーなどと比べると、影響をおよぼせる範囲がどうしても限定されてしまいます
インフルエンサーマーケティングを実施する目的が「ターゲット層に限定せず、とにかく幅広い範囲に情報を届ける」といった場合、ナノインフルエンサーでは期待する効果が得られない可能性があるでしょう。

インフルエンサーの選定が難しい

たくさんのフォロワーを抱える一般人が増えていることもあり、「フォロワー数が1万人以下」という条件に該当する人の数は非常に多くなってしまいます。
そのなかから影響力が十分にあるインフルエンサーを選定するのは、難しいかもしれません。
また、理想のナノインフルエンサーを見つけられたとしても、そもそも企業からの依頼を引き受けていなかったり、PR業務に慣れていなかったりする可能性もあります。
自社の条件にマッチしたナノインフルエンサーをスムーズに選定するなら、インフルエンサーマーケティングを実施している会社へ依頼するとよいでしょう

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まとめ

ナノインフルエンサーとは、一般的にフォロワー数が1万人以下のインフルエンサーのことです。
ナノインフルエンサーは、エンゲージメント率の高さ・コストパフォーマンスの高さ・オーディエンスの質の高さで優れています。
ただし、メガインフルエンサーやパワーインフルエンサーなどと比べるとフォロワー数が少ないことから、影響をおよぼせる範囲が限られること、そもそもインフルエンサーを選定するのが難しいことに注意しましょう。
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