世間への影響力を持つインフルエンサーは、SNS上で日々活躍しています。
なかでも今回注目したいのが、「ローカルインフルエンサー」です。
本記事では、ローカルインフルエンサーの概要や特徴、ローカルインフルエンサーを起用する際に理解しておきたいことを解説します。
ローカルインフルエンサーとは
「ローカルインフルエンサー」とは、特定の地域での活動を中心に行うインフルエンサーのことを指します。
ローカルインフルエンサーは、その地域出身の人物・その地域にゆかりのある人物・その地域に特別な愛着を持っている人物(またはキャラクター)などであることが多く、
ローカルインフルエンサーのファンもまた、その地域に住んでいる人などが多いのが特徴です。
ローカルインフルエンサー自身とそのファンが地域に根付いていることから、ローカルインフルエンサーの活動は、地域活性化への効果が期待されています。
ローカルインフルエンサーの特徴
ローカルインフルエンサーの大きな特徴は、次の2点です。
- ファンは親近感を抱きやすい
- スピーディーに起用できる
それぞれについて、詳しく確認していきましょう。
ファンは親近感を抱きやすい
一般的なインフルエンサーは、全国のファンに向けて、自分の得意とするジャンルの最新トレンドなどを発信しています。
一方のローカルインフルエンサーは、ローカルファンに向けて、ローカル情報を発信しているケースが多いでしょう。
ローカルファンはローカルインフルエンサーに対して親近感を抱きやすく、感情的にも、立地的にも行動に結びつきやすいと考えられます。
具体的には、例えばローカルインフルエンサーが地域のお店を紹介すると、そのファンは「◯◯さんが紹介していたお店、家から近いし行ってみよう」と実際に行動を起こすことができるのです。
スピーディーに起用できる
数万、数十万人ものフォロワーを抱えている事務所所属のインフルエンサーなどは、タイアップしたいと思っても手続きに時間がかかることがあります。
ローカルインフルエンサーはフリーで活動している人も多いため、依頼から起用までスピーディーに進められる可能性が高いでしょう。
ローカルインフルエンサーを起用する際に理解しておきたいこと
魅力的なローカルインフルエンサーですが、起用する際には理解しておきたいことがいくつかあります。
その内容について、以下で紹介します。
まずはPR施策のターゲットを明確にすることが大切
PR施策を進めるうえで、ターゲットを「その地域に住む人」とするのはざっくりしすぎています。
確かに、ローカルインフルエンサーは「その地域に住む人」に影響力がありますが、それだけではインフルエンサーの選定も、効果的なPR施策も難しくなってしまうでしょう。
年代や性別、抱えている悩み、手に入れたい情報など、ターゲット像を細かく明確にすることが大切です。
ローカルインフルエンサー探しは簡単ではない
ローカルインフルエンサーを起用する際、最低限以下のような条件が考えられるかと思います。
- 一定の影響力がある
- 特定の地域のローカルインフルエンサーとして活躍している
- 自社のPR目的・ターゲットと一致する
しかし、上記すべての条件を満たす人物を見つけるのは、容易ではありません。
特に、自分で一からローカルインフルエンサーを探す場合は、ある程度時間がかかることを想定しておいたほうがよいでしょう。
まとめ
ローカルインフルエンサーとは、特定の地域での活動を中心に行うインフルエンサーのことです。
ターゲットの行動を促しやすい点や、スピーディーに起用できる点など、ローカルインフルエンサーならではの特徴があります。
ただし、地域活性化施策などを実施するにあたり、ローカルインフルエンサーを起用する際には、あらかじめ次の2点を理解しておきましょう。
- PR施策のターゲットを明確にする
- ローカルインフルエンサー探しは簡単ではない