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インフルエンサーと短期契約するメリット・デメリットとは?投稿事例も紹介

インフルエンサーマーケティングを始める際に考えなければならないのが、インフルエンサーをどのような形態で起用するかについてです。具体的には、短期契約(単発含む)にするか、長期契約にするか検討しなければなりません

今回は、インフルエンサーと短期契約するメリット・デメリットを解説するとともに、短期契約でのインフルエンサーマーケティング投稿事例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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インフルエンサーと短期契約するメリット

インフルエンサーと短期契約するおもなメリットは、次の3つです。

  • 短期集中型で注目を集めやすい
  • インフルエンサーの管理の手間が少ない
  • 結果を見てから長期契約に移行できる

それぞれのメリットについて、以下で見てみましょう。

短期集中型で注目を集めやすい

短期契約の場合は、特定の期間に複数のインフルエンサーを一斉起用することも可能です。
例えば、新しい商品・サービスを発売するタイミングなどにインフルエンサーを一斉起用すると、その分情報が届く範囲も広がるため、注目を集めやすくなるでしょう。

インフルエンサーの管理の手間が少ない

インフルエンサーと長期契約する場合は、今後の成果がそのインフルエンサーにかかっている以上、徹底して管理する必要があります。
具体的には、インフルエンサーの投稿を分析したり、インフルエンサーと話し合ったりしながらより良い施策が実行できるようにしていくため、負担が大きいかもしれません。

一方の短期契約なら、長期契約と比べて、上記のような管理の手間は抑えられます
もちろん、インフルエンサーマーケティング施策自体のPDCAは回す必要はありますが、結果によって次回は異なるインフルエンサーを選ぶこともできる点で、負担がかかりにくいといえます。

結果を見てから長期契約に移行できる

実績のあるインフルエンサーだとしても、自社との相性が良いかはまた別です。
いきなり長期契約してしまうと、相性が悪く失敗に終わってしまう可能性もあります

最初は短期契約にすることで、相性の良さやどれくらいの効果が得られるかを確認できるでしょう。
そのうえで、今後も提携して活動したいと思ったら、長期契約へ移行するのがおすすめです。

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インフルエンサーと短期契約するデメリット

インフルエンサーとの短期契約にはメリットがある一方で、デメリットもあります。
具体的なデメリットは、次の3つです。

  • 案件ごとにインフルエンサー選定の手間がかかる
  • 人気インフルエンサーを確保しにくい傾向がある
  • ブランディングが難しい

それぞれのデメリットについて、以下で解説します。

案件ごとにインフルエンサー選定の手間がかかる

短期契約の場合は、案件ごとにインフルエンサーを探し、交渉しなければなりません。
インフルエンサーの選定に時間・手間・人件費などのコストがかかる分、他の業務を圧迫することが想定されます。
もし、インフルエンサーと長期契約すれば、選定に充てる時間は別の業務に有効活用できるでしょう。

人気インフルエンサーを確保しにくい可能性がある

人気の高いインフルエンサーは、短期契約を避ける可能性があります
なぜなら、インフルエンサーにとって、さまざまな単発の仕事を受けることはイメージダウンにつながるリスクがあるためです。
毎回異なる商品の宣伝をすることで、フォロワーに「お金に走っている」などと思われることを懸念しています。

そのため、自分のブランディングをしっかりしているインフルエンサーほど、短期ではなく長期契約を好むかもしれません。

ブランディングが難しい

短期契約では、商品・サービスをPRするインフルエンサーが決まっているわけではなく、その場限りのプロモーションとなります。
そのため、長期契約と比べてブランディング効果は劣るでしょう。

短期契約がおすすめのパターン

ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえ、短期契約がおすすめのパターンは、次のとおりです。

  • 一時的に売上を増やしたい
  • 長期契約するほどの予算がない
  • 複数のインフルエンサーと活動してみたい
  • まずはインフルエンサーマーケティングを試してみたい

短期契約でのインフルエンサーマーケティング投稿事例3選

最後に、インフルエンサーマッチングプラットフォーム「Castbook」で実施した、インフルエンサーマーケティングの投稿事例を3つ見てみましょう。
「MEDIHEAL ティーツリーカーミングエッセンスパッド」を取り扱った投稿を事例1、「BOBBI BROWN クッションファンデーション」を取り扱った投稿を事例2-1、2-2として紹介します。

【事例1】


「MEDIHEAL ティーツリーカーミングエッセンスパッド」を紹介したのは、約18.4万人のフォロワーを持つ、hana(@banghana)さんです。
商品のパッケージを写真で訴求するとともに、動画も活用して商品の使い方を伝えています。

【事例2-1】

【事例2-2】

「BOBBI BROWN クッションファンデーション」を紹介したのは、約3.5万人のフォロワーを持つ、maami(@maami.327)さんと、約2.2万人のフォロワーを持つ、Mai Tokorotani(@_mai_i_)さんです。
1枚目に商品そのものの写真・2枚目に商品を使用したインフルエンサー自身の写真という構成はどちらも同じですが、それぞれのアカウントの世界観に合わせて、写真の雰囲気や色味が異なります。

これらの事例のように、インフルエンサーの個性を活かした投稿をすることで、同じ商品でもさまざまな伝え方ができるでしょう。

※フォロワー数などに関する情報は、2023年4月時点のものです。

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まとめ

インフルエンサーとの短期契約には、メリット・デメリットがあります。
ただし、メリット・デメリットがそれぞれあるのは、長期契約の場合も同様です。

そのため、まずは自社が重視したいことを明確にし、適切な契約方法を選びましょう。
効果的なインフルエンサーマーケティングを実施したいとお考えの方は、Castbookの活用もぜひご検討ください。