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インフルエンサーとアンバサダーの違いとは?両者の強みを理解しよう

「インフルエンサー」と「アンバサダー」の違いを知っていますか?

どちらもよく耳にする言葉ですが、その違いを明確に説明できる人は意外と少ないかもしれません。

今回は、両者の定義とマーケティングにおける強みについて解説します。

インフルエンサーマーケティングの成功事例も併せてご紹介するので、チェックしてみてください。

インフルエンサーとアンバサダーの定義

一見同じ使われ方をしているようにも思える「インフルエンサー」と「アンバサダー」。

ここでは、その定義を改めて確認しておきましょう。

インフルエンサーは「影響力のある人」

インフルエンサー(influencer)とは「影響力のある人」を指す言葉で、特に、SNS上でフォロワーなどに大きな影響を及ぼす力を持っています。

これまで数多くの企業がマーケティング施策にインフルエンサーを起用しており、「この商品を買ってみよう」と実際に影響を受けた経験のある方も多いのではないでしょうか。

インフルエンサーが活動するSNSとして、Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)、YouTube(ユーチューブ)などが挙げられます。

また、Instagramで活動するインフルエンサーを「インスタグラマー」、YouTubeで活動するインフルエンサーを「ユーチューバー」などと呼ぶ場合もあるでしょう。

なお、インフルエンサーはフォロワー数に応じて以下の4つに分類されます。

(1)フォロワー数:~1万人      ・・・ナノインフルエンサー

(2)フォロワー数:1~10万人   ・・・マイクロインフルエンサー

(3)フォロワー数:10~100万人・・・パワーインフルエンサー

(4)フォロワー数:100万人~    ・・・メガインフルエンサー

アンバサダーは「大使」や「代表」

アンバサダー(ambassador)とは「大使」や「代表」といった意味を持つ言葉で、日本ではよく「ブランドアンバサダー」として著名人が起用されるケースを目にします。

しかしアンバサダーは、インフルエンサーのように影響力が高いかどうかを最重視するのではなく、そのブランドや商品の「ファン」である度合いがどの程度であるかがポイントとなります。

すなわち、インフルエンサーとの違いは以下のように言えるでしょう。

・インフルエンサーは「影響力が高いが、そのブランドや商品に特別な愛着を持つファンであるとは限らない」

・アンバサダーは「そのブランドや商品に特別な愛着を持つファンであるが、影響力が高いとは限らない」

ブランドや商品の熱烈なファンとも言えるアンバサダーは、たとえ強制されずとも自発的かつ積極的にブランド・商品の良さを発信してくれる存在と考えられます。

マーケティングにおけるメリットの違い

インフルエンサーとアンバサダーは似ているようで異なる存在です。

さらにマーケティング戦略においても、それぞれを起用するメリットに実は違いがあります。

インフルエンサーマーケティングのメリット

まずは、インフルエンサーマーケティングの主な2つのメリットから見ていきましょう。

多くの人に認知してもらえる

インフルエンサーは影響力が高いため、PR投稿によって商品やサービスを多くの人に認知してもらい、興味関心を高めることが可能です。

著名人などのいわゆるメガインフルエンサーだけでなく、普段は学生や社会人、主婦として普通に生活をするインフルエンサーであっても、フォロワーを何万人も抱えていることは珍しくありません。

そのため、それぞれのインフルエンサーに共感する多くのフォロワーやSNSユーザーに幅広く情報を届けることができます。

ターゲットを絞って効果的にPRできる

インフルエンサーマーケティングは多くの人に商品やサービスを認知してもらえるとご紹介しましたが、その「多くの人」とは既に絞られた「ターゲット」を指します。

自社のターゲットとなる顧客層からフォローされているインフルエンサーを起用することで、ターゲットから効果的にエンゲージメントを引き出すことができるのです。

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アンバサダーマーケティングのメリット

続いて、アンバサダーマーケティングの2つのメリットをご紹介します。

ファンとして信頼度の高い発信になる

アンバサダーはそもそもブランドや商品の熱心なファンであることから、フォロワーやSNSユーザーにとってその投稿は信頼度が高いと言えるでしょう。

影響力は高くなくても、ファンであることが付加価値となり人の心を動かす発信ができます。

長期的なPR戦略が可能

インフルエンサーは、基本的にひとつのブランドのPR投稿だけを続けるわけではなく、日々様々なブランドや商品のPRをしています。

一方、アンバサダーはファンであり顧客でもあるため、投稿1回限りで関係がなくなってしまうわけではありません。

そのため、企業側もアンバサダーとともに長期的なPR戦略を考えることができます。

それぞれの良い点を組み合わせた戦略も可能

インフルエンサーマーケティングとアンバサダーマーケティングのメリットを分けてご紹介しましたが、両者のメリットを生かすことも可能です。

実際に、アンバサダーとして任命されながらインフルエンサーとしてPR投稿を定期的に行っている事例も見られます。

その場合、理想のキャスティングが少々難しいことも想定されますが、選択肢のひとつとして検討しても良いかもしれません。

インフルエンサーマーケティングの成功事例3選

ここからはインフルエンサーマッチングプラットフォーム『Castbook』で実施した、インフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介します。

今回ご紹介するのは、3つのブランドについてのInstagramマーケティング事例です。ぜひ参考にしてください。

1.LuLuLun(ルルルン) ローション クリア

フェイスマスクで人気の『LuLuLun(ルルルン)』が新たに発売した化粧水『ルルルン ローション クリア』。

その商品を、フォロワー4万人(※)のmaria(@shampoo_m_)さんがPRしました。

mariaさんは若い世代に人気のあるインフルエンサーで、商品のターゲット層とリンクしていると考えられます。

商品のパッケージとインフルエンサーの世界観もマッチしており、「いいね!」数が1,500件近く(※)となるなどフォロワーから高いエンゲージメントを得た事例です。

2.COFFRET D’OR(コフレドール)モイスチャーロゼファンデーションUV

『COFFRET D’OR(コフレドール)』の新作ファンデーション『モイスチャーロゼファンデーションUV』をPRしたのは、KANAKO(@1016_kanako)さんです。

KANAKOさんはフォロワー2万人(※)のマイクロインフルエンサー。Instagramをはじめ、TikTokやYouTubeなど、様々なSNSを使い分ける実力派です。

今回のPR投稿では、単に商品の説明をするだけでなくオリジナリティを加えたキャプションも添えて、フォロワーの共感を上手く得られていると言えるでしょう。

3.genie kinder(ジニーキンダー)おもちゃシェアリングサービス

フォロワー3.3万人(※)のTommy&Malee&Lily(@baby.tomtom)さんがPRしたのは、『genie kinder(ジニーキンダー)』の「おもちゃシェアリングサービス」。

Tommy&Malee&Lilyさんはお子さんの写真を投稿するスタイルのインフルエンサーで、子育て中のお母さん向けサービスのPRとして良いキャスティングだと言えるでしょう。

魅力的な写真とサービスの訴求すべき点を取りこぼさないキャプションで、1,000件の「いいね!」(※)を得た事例です。

(※いずれも2021年4月1日現在)

インフルエンサーを探すならCastbook!

インフルエンサーは「影響力が高いが、そのブランドや商品に特別な愛着を持つファンであるとは限らない」とお伝えしました。

しかしCastbookでは、影響力が高いだけでなく「この商品のPRをしたい!」という特別な思いを持つインフルエンサーを集めることが可能です。

インフルエンサーマーケティングのメリットを最大限に生かしたPRを目指すのであれば、ぜひCastbookにご相談ください。

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