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インフルエンサーマッチングプラットフォームの選び方と特徴的なサービス7選

「インフルエンサーってどこで探せばいいの?」
「サービスはいろいろあるみたいだけど、どこに依頼したら良いんだろう」
インフルエンサーマーケティングの経験が少ない担当者の方は、このような疑問が生じているかもしれません。
この記事では、インフルエンサーマーケティングを支援する「インフルエンサーマッチングプラットフォーム」について、詳しくご紹介します。

インフルエンサーマッチングプラットフォームとは

そもそも「マッチングプラットフォーム」とは、企業と企業、個人と企業など、「価値を提供する側」と「それを求める側」を結びつける場です。
インフルエンサーマーケティングにおいては、価値を提供する「インフルエンサー」とそれを求める「企業」がオンライン上でマッチングできるプラットフォームが多数存在します。
プラットフォームごとに特徴が異なるため、インフルエンサーマーケティングにかけられる予算やその目的に応じて使い分けることも可能です。

マッチングプラットフォームの選び方

インフルエンサーマッチングプラットフォームを選ぶ際には、最低限確認すべき3つの項目があります。

求めているインフルエンサーが在籍しているか

インフルエンサーは、フォロワーの規模によってPR戦略が異なり、また、インフルエンサー自身の専門分野も多岐にわたります。

  • メガインフルエンサーと呼ばれる著名人を起用して一気に認知拡大したい
  • 専門特化型のマイクロインフルエンサーを起用してエンゲージメントを高めたい
  • コスメに強いインフルエンサーを起用したい
  • ママインフルエンサーを起用して子育て中の人に商品を知ってもらいたい

このように、自社が求めているタイプのインフルエンサーが在籍しているかは最初にチェックすべき項目と言えるでしょう。

かかる費用は予算の範囲内か

インフルエンサーの起用にかかる費用は、一般的に「フォロワー単価」で計算されます。
そのほかサービス登録料や月額利用料などがかかる場合もありますが、最近では一部無料で利用できるサービスも増えています。
インフルエンサーマーケティングの成果が大きくても、それ以上に費用がかさんでしまったら本末転倒ですので、それぞれのプラットフォームの費用を比較し検討しましょう。

必要な機能・サービスは揃っているか

インフルエンサーマーケティングを初めて行う会社と、数多くの経験がある会社とでは、求める機能やサービスも異なってきます。
例えば、多少費用がかかっても、最後の効果分析まで細かいフォローアップが必要だと考えているかもしれません。
もしくは、自社で全工程を管理できるため、コストパフォーマンスを最重視したいと考えるケースもあるでしょう。
このように、自社が必要な機能やサービスは何か、そしてそれらが揃っているプラットフォームはどこかを調べるようにしてください。

注目のインフルエンサーマッチングプラットフォーム7選

ここから、今注目しておきたいインフルエンサーマッチングプラットフォームをご紹介します。

Find Model / ソーシャルワイヤー株式会社

ソーシャルワイヤー株式会社が運営するFind Modelには、芸能人からマイクロインフルエンサーまで3,500人以上のインフルエンサーが登録しています。
2016年よりInstagramに特化したキャスティングサービスを実施しており、ディレクション力が高いと言えるでしょう。
実際に、東証一部上場企業を中心に8,000件以上のインフルエンサーマーケティング実績があり、安心してディレクションを任せられます。

SPIRIT(スピリット) / リデル株式会社

リデル株式会社が運営するSPIRITは、国内最大規模とも言える全国各地約2万人のインフルエンサーが登録しています。
インフルエンサーの選定は公募制としているほか、予算の上限も自由に設定可能です。
インフルエンサーの報酬とプラットフォーム利用料に加え、キャスティング1名につき一定の手数料が発生しますが、豊富な人材と経験を持つ実績から費用対効果は低くないと考えられるでしょう。

REECH / 株式会社REECH

REECHでは、AIとデータテクノロジーにより、インフルエンサーマーケティングに必要なあらゆるデータを分析できます。
そのため、影響力・PR効果が高いインフルエンサーを選定しやすくなっています。
なお、現在はInstagramにしか対応していないため、他のSNSの活用を検討している場合は注意しておきましょう。

LMND(レモネード) / UUUM(ウーム)株式会社

UUUM株式会社が運営するLMNDでは、“投稿まで最短1週間”というスピード感が特徴です。
インフルエンサーの選定から効果分析まで、自動ツールで簡単かつスピーディーに実施できます。
登録費用や月額利用料は無料で、UUUM専属のクリエイター(有名YouTuberなど)もアサイン可能です。
基本的には自社で管理することになるため、一定のインフルエンサーマーケティングの経験がある企業向けと言えるかもしれません。

toridori marketing / 株式会社トリドリ


toridori marketingは、月額定額(1商品あたり数万円)でインフルエンサーの採用が無制限というプランを打ち出しています。
例えば、100人以上のインフルエンサーを大量採用する場合でも、かかるコストは月額費用と商品提供費用のみとなります。
また、アプリを使用して簡単に投稿管理ができるため、インフルエンサーマーケティングが初めての企業でも取り組みやすいと言えるでしょう。

Woomy casting / 株式会社Woomy(ウーミー)


Woomy castingは、登録費用・月額費用・掲載費用無料(商品提供のみ)で始められる点が特徴です。
ただし、“インフルエンサー”を仕事としている方々は、報酬なしでPR投稿に協力するというのは正直難しい面もあります。
インフルエンサーマーケティングの効果を最大化したいのであれば、ある程度の報酬は発生するものと考えるべきです。
同社サービス(依頼画面)では「何円で依頼すると費用対効果が良いか」を記載しているとのことなので、そちらを参考にすると良いでしょう。

Castbook / 株式会社018(ゼロワンエイト)


Castbookは、質の高いインフルエンサーとマッチングできるようインフルエンサーの登録審査基準が厳しく設定されております。

ビジネスアカウントではその会員情報は全て公開されていますが、ビジネスアカウントの審査も厳しく設定されています。
案件の作成はフォロワー単価と一律単価の双方に対応しています。
また、インフルエンサー自身が案件に応じて希望報酬金額を設定できる独自の案件入札制度をとっている点が特徴的です。
案件入札制度により、インフルエンサーと企業の双方が納得できる適正価格を実現しています。
芸能事務所とも提携しており、ハイクラスのインフルエンサーも登録しています。

インフルエンサーマッチングプラットフォームは慎重に検討

インフルエンサーマッチングプラットフォームは「求めているインフルエンサーが在籍しているか」「かかる費用は予算の範囲内か」「必要な機能・サービスは揃っているか」の3項目をベースに、慎重に検討しましょう。
今回ご紹介した7つのプラットフォームのなかから、自社に合うサービスを見つけてみてください。

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