Instagramでインフルエンサーマーケティングを実施する際、どのような点にこだわっているでしょうか?
Instagramは画像や動画をメインとするSNSのため、テキスト(キャプション)の優先順位はどうしても低くなってしまうかもしれません。
しかし、投稿の成果を上げるには、いかに優れたキャプションにするかが重要です。
今回は、Instagram投稿においてキャプションが重要とされる理由や、キャプションの基本ルール・ポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
Instagram投稿のキャプションが重要な理由
Instagram投稿の「キャプション」とは、写真や動画に付け加える説明文のことです。
キャプションには、写真や動画の内容を補足する役割があります。
キャプションを追加せず空欄のままでも投稿はできますが、適切なキャプションを追加することで、Instagramのエンゲージメント(率)に良い影響をおよぼします。
エンゲージメント率が高い投稿は、次のような効果が期待できるでしょう。
- フォロワー・ファンの増加
- Webサイトへの流入増加
- 売上アップ
このような理由から、Instagram投稿ではキャプションが重要といえるのです。
Instagram投稿のキャプションの基本ルール
Instagram投稿にてキャプションを追加するうえで、次の3点を理解しておきましょう。
文字数の上限は2,200文字
キャプションの文字数は、最大2,200文字です。
2,200文字は半角・全角を問いません。
また、記号やスペースも文字数としてカウントされます。
ハッシュタグの上限は30個
キャプションにはハッシュタグを記載でき、その数は30個までです。
また、それぞれのハッシュタグは150文字以内とされています。
リンクの挿入不可
キャプション内にURLを記載しても、リンクとして認識されず、単なる文字列として反映されます。
特定のページへのアクセスを促したい場合は、キャプションではなくプロフィール欄にリンクを挿入するようにしましょう。
優れたキャプションにする6つのポイント
ここでは、優れたキャプションにするための6つのポイントを紹介します。
1行目を活用する
キャプションは最大2,200文字まで入力できますが、ユーザーのフィード画面に表示されるのは、キャプションの冒頭部分のみです。
すべての文章を読むには、ユーザーが「続きを読む」をタップする必要があります。
よって、キャプションの1行目を空白行にしてしまうと、ひと目見たときに内容が伝わらずスルーされてしまう可能性が高まるでしょう。
1行目には、ユーザーの興味を引く言葉・大切な内容を記載することが大切です。
適宜改行する・空白行をつくる
改行や空白行のないキャプションは、読みにくく離脱されやすいでしょう。
離脱を防ぐためには、適宜改行したり、空白行をつくったりして、ユーザーにすっきりとした印象を与える必要があります。
また、一つひとつの文章は端的にまとめることも意識してみてください。
アカウントのキャラクターを考慮する
ブランドや商品、ターゲットなどから、アカウントのキャラクターを決めておくこともポイントです。
キャラクター像が定まっていれば、すべての投稿のキャプションに統一感を持たせることができます。
効果的なハッシュタグをつける
Instagramはハッシュタグで情報を探すユーザーが多いため、ハッシュタグの活用は必須です。
ただし、キャプション内にハッシュタグを30個までつけられるとはいえ、つけすぎると専門性が薄まるでしょう。
その結果、本当に狙いたいハッシュタグでおすすめに表示されにくくなってしまいます。
優れたキャプションという観点では、効果的なハッシュタグを厳選し、10~15個程度を目安につけるのがおすすめです。
絵文字を使う
適度に絵文字を使用することで、黒一色のキャプションに色が加わり華やかになります。
また、読みやすさも向上するでしょう。
注意点として、絵文字の多用は軽いイメージになります。
先述したアカウントのキャラクターも考慮し、どのくらいの絵文字を盛り込むか検討してください。
付加価値をつける
例えば、商品に関する投稿のキャプションなら、その商品の使い方のコツや活用方法など、ユーザーの役に立つ内容を含めましょう。
付加価値のあるキャプションによって、ユーザーは投稿をシェアしたり保存(ブックマーク)したりするため、エンゲージメント率の増加につながります。
優れたキャプションで効果を上げたインフルエンサーマーケティング事例
最後に、インフルエンサーのhana(@banghana)さんによる投稿事例を紹介します。
【事例】
「Blanc Peau 薬用美白UVスプレー BETTYデザイン」をPRしたこちらの投稿では、先述した6つの項目をすべて網羅したキャプションを記載しています。
例えば、キャプションの1行目をあえて絵文字のみとし、商品のイメージを視覚的に訴求しています。
また、「どこで手に入るのか」という写真からはわからない情報もきちんと記載することで、ユーザーに親切な投稿になっている点もポイントです。
まとめ
優れたキャプションにするポイントは、以下のとおりです。
- 1行目を活用する
- 適宜改行する・空白行をつくる
- アカウントのキャラクターを考慮する
- 効果的なハッシュタグをつける
- 絵文字を使う
- 付加価値をつける
これらのポイントを押さえたキャプションにすることで、アカウントのフォロワー数やWebサイトへの流入数が増加し、最終的には売上アップにつながります。
「これまでキャプションにはあまりこだわっていなかった」という方は、本記事を参考に、ぜひ工夫してみてください。