YouTuberという職業が一般的になりつつある今、YouTuberを目指したいと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、YouTuberになる方法や収益を得る条件、YouTuberになるために必要な機材・スキルなどについて解説します。
YouTuberの定義とは
YouTuber(ユーチューバー)とは、動画配信サイトのYouTubeに自分のチャンネルを立ち上げて、オリジナル性のある動画を投稿する人のことを指します。一般的には、多くの視聴者の疑問や悩みを解決したり、楽しませたりするために活動しています。
また、YouTuberもインフルエンサーの一形態であり、インターネット上で人々に大きな影響を与えられる存在です。
YouTuberになるには?【結論:誰でもなれる!】
YouTuberには、特別な資格や年齢制限がないため「インターネット環境が整っていれば誰でもなれる」というのが結論です。YouTubeアカウントを作成(13歳以上)し、動画を撮影・編集・投稿すれば、YouTuberとして活動していることになるでしょう。
ただし、収益を得るのは容易ではありません。YouTuberになることはできても、YouTuberとして生計を立てていく難易度は高いといえるでしょう。
YouTuberが収益を得る方法・条件
YouTuberが収益を得るためには、次のような方法・条件があります。
YouTubeのパートナープログラムへ参加する
YouTuberが収益を得る方法として代表的なのが、「パートナープログラム」へ参加することです。パートナープログラムとは、YouTubeを運営するGoogleが提供しているもので、投稿した動画に広告を入れて収益化できる仕組みを指します。
パートナープログラムの条件は、以下のとおりです。
(1)YouTubeの収益化ポリシーを遵守していること
(2)YouTubeパートナープログラムを利用可能な国・地域に居住していること
(3)有効な公開動画の総再生時間が直近12ヵ月間で4,000時間以上であること
(4)チャンネル登録者数が1,000人以上であること
(5)リンクされているAdSenseアカウントを持っていること
特に(3)と(4)は、初心者にとってハードルが高いでしょう。条件を満たすためには、多くの視聴者から求められる動画を継続して作っていく必要があります。
企業にスポンサーになってもらう
一方で、企業にスポンサーになってもらい収益を得る方法もあります。
ただし、それだけの人気・知名度がなければならず、パートナープログラムの条件を満たせないYouTuberが、企業にスポンサーとなってもらうことを目指すのは現実的ではありません。
したがって、これからYouTuberを目指すなら、まずはパートナープログラムへの参加を目指しましょう。
YouTuberになるために必要な「スキル」
YouTuberになるために必要なスキルは、大きく分けて次の3つです。
• 企画力・編集力
• マーケティングスキル
• 継続力
それぞれのスキルについて、詳しく見てみましょう。
企画力・編集力
YouTuberには、自分にできること・得意なことを考えて企画づくりをしていく力が必要です。魅力的な動画を作るために、柔軟な発想・表現方法が求められるでしょう。
また、撮影した動画をただ配信するだけでは、なかなか視聴してもらえないかもしれません。最低限、カット編集やテロップの追加、音声・BGMの調整などが必要です。
マーケティングスキル
YouTuberとして活躍するためには、自分のやりたいことを貫くだけでは難しいでしょう。
視聴者のニーズ(どのようなターゲットにどのような動画が求められているか)を考えつつ、トレンドの推移も感じ取って進めなければなりません。
継続力
パートナープログラムの条件をお伝えしたとおり、動画を1本作成しただけで成果が得られるほど甘い世界ではありません。YouTuberを目指すなら、質を落とさず動画を投稿し続ける継続力が必要です。
最初のうちはなかなか結果が出ないかもしれませんが、試行錯誤しつつ諦めずに続けていきましょう。
YouTuberになるために必要な「モノ」
YouTuberになるためには、動画を撮影し編集するための機材が必要です。
ここでは、撮影機材と動画編集ソフトについてご紹介します。
撮影機材
チャンネルによって適切な機材は異なるため、画質や音声など何を重視すべきかを考えることが大切です。おもな撮影機材は、次のとおりです。
(1)カメラ
コンパクトデジタルカメラや一眼レフなどで撮影します。最近では、スマートフォンでも十分な撮影ができるため、まずはスマートフォンで始めるのもおすすめです。
どのような動画を撮影するかにもよりますが、必要に応じてカメラを固定する三脚も用意しておきましょう。
(2)マイク
画質と同様に、またはそれ以上に重要なのが音声の質です。カメラの内蔵マイクを使うなら1m以内での撮影、もっと離れる場合は外付けマイクやピンマイクレコーダーを用意するとよいでしょう。
(3)ライト
代表的なのが、ソフトボックスライトやリングライトなどです。大きな窓の前や屋外などで自然光を活かして撮影するYouTuberも多いでしょう。
動画編集ソフト
動画編集ソフトは、有料のものから無料のものまで数多く存在します。「iMovie」などのスマートフォンアプリを使うことも可能です。
パソコンで動画編集を行う場合は、スペックが低いと固まってしまうため、パソコンのスペックには注意しましょう。
まとめ
YouTuberは、インターネット環境が整っていれば誰でもなることができます。ただし、パートナープログラムの条件を満たせないと収益化はできません。
YouTuberとしての活動を始める場合は、どのような動画を作りたいか・どのくらい予算をかけられるかを考え、適切な撮影機材を用意しましょう。併せて、企画力や編集力などを磨き、多くの視聴者から求められる動画を継続して作っていくことが大切です。