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インフルエンサーマーケティングで「炎上」しないために|原因と対策

日常的にSNSの「炎上」が起こる現代では、インフルエンサーマーケティングにおいても慎重な対応が求められています

本記事では、インフルエンサーマーケティングでうっかり「炎上」してしまわないために、炎上の原因と対策を解説します。

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SNSの「炎上」ってどういうこと?

そもそもSNSの「炎上」とは、「SNS上の投稿や発言内容がきっかけでユーザーからの批判が殺到し、収拾のつかない状態」を表すインターネット用語です。
炎上の対象となる可能性は、企業や著名人、一般人など誰にでもあるといえるでしょう。

【インフルエンサーマーケティング】炎上につながる原因

インフルエンサーマーケティングでも、炎上は起こり得ます。
炎上につながりやすい原因として挙げられるのが、次の3点です。

  • ステルスマーケティング(ステマ)
  • 人を不快にさせる投稿・発言
  • 薬事法・景品表示法違反

それぞれ確認していきましょう。

ステルスマーケティング

ステルスマーケティング(いわゆる「ステマ」)とは、PR行為であることを隠しながら商品やサービスを宣伝することです。例えば、インフルエンサーがコスメを紹介する際、企業から依頼を受けて紹介しているのにもかかわらず、それを一切明かさないことなどを指します。

すなわち、ステルスマーケティングをすること=消費者を騙すことになるため、発覚した際に炎上につながりやすくなってしまいます。

なお、2023(令和5)年10月1日から、日本で初めて「ステマ(ステルスマーケティング)」に関する規制が導入されました。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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人を不快にさせる投稿・発言

差別的な表現や他社の商品を批判するような表現などを含む投稿は、人を不快にさせ、炎上につながりやすいでしょう。

また、災害や事件など、センシティブな出来事に触れるのも炎上につながるリスクが高まるため、注意が必要です。

薬事法・景品表示法違反

コスメやサプリメントなどは、人々の健康に影響をおよぼすため、薬事法の対象となります。

また、SNSの投稿は景品表示法の対象にもなるため、それぞれの法律違反にならないよう注意しなければなりません。

弊社Castbookでは、インフルエンサーマーケティングの「SNS投稿 薬事チェックサービス」を提供しています。詳しくは以下のページをご覧ください。

【インフルエンサーマーケティング】炎上しないための対策

インフルエンサーマーケティングで炎上しないためには、事前の対策も重要です。

SNS活用に関するガイドラインを策定しておく

インフルエンサーマーケティングを実施するにあたっては、SNS活用に関するガイドラインを策定し、担当者をはじめ社内で共有しておくことをおすすめします。

また、社内だけでなく、実際に起用するインフルエンサーとも「どのようなことをしてはならないのか」という認識を共有しておくとよいでしょう。

外部のサービスなど第三者の視点でチェックする

インフルエンサーマーケティングを自社で運用するのではなく、インフルエンサーマーケティング会社など外部のサービスを活用するのも、炎上リスクを下げる方法の一つです。

もし外部のサービスを活用しない場合でも、第三者の視点でチェックできる体制を整えておきましょう。

まとめ

SNSの「炎上」とは、「SNS上の投稿や発言内容がきっかけでユーザーからの批判が殺到し、収拾のつかない状態」のことです。

インフルエンサーマーケティングでも、ステルスマーケティングの発覚や薬事法・景品表示法違反などが原因で炎上は起こり得ます。

意図せず炎上してしまわないよう、ガイドラインの策定や外部サービスの活用などを取り入れ、対策をしておきましょう。