日々進化し続けているインフルエンサーマーケティング。しかし、インフルエンサーマーケティングを実施するうえで「結局何に気をつければいいのか?」と疑問もあるでしょう。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの課題を3つに絞り、その解決策とともに解説します。インフルエンサーマーケティング戦略の見直しにお役立てください。
インフルエンサーマーケティングの3つの課題と解決策
インフルエンサーマーケティングにおいて、つい陥りがちな3つの課題があります。
それらの課題をどうすれば解決できるのかを見ていきましょう。
【課題1】目的が曖昧
インフルエンサーマーケティングを実施する目的そのものが曖昧になっていないでしょうか?
「インフルエンサーが投稿すれば売り上げはすぐ増えるだろう」
「バズる投稿を考えるといいかも」
「どの企業もやっているからやらなきゃ……」
このような漠然とした考えでは、本来得られる効果が少なくなってしまいます。なぜインフルエンサーと協力してマーケティング施策を実施したいのか、改めて見直す必要があるでしょう。
そこで重要なのが、最終的なゴールとKPIの設定です。KPIとは簡単に言うと、中間目標のこと。
まず最終的に何を達成したいのかを明確にし、そのためには「いつまでに」「何を」「どれくらい・どのようにしたいのか」を可視化する必要があります。
測定可能な中間目標を定めることで、最終目標へブレずに進むことができるでしょう。
なお、KPI設定についてのより詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。
【課題2】インフルエンサーの良さを生かしていない
インフルエンサーにPRを依頼する際、どのような指示をしているでしょうか?
例えばInstagramでのマーケティング依頼において、以下のような指示をしてしまうケースが考えられます。
「写真は必ず3枚にしてください。1枚目の構図は○○で、~~。キャプションにはこの文章をコピーしてそのまま投稿してください。もしフォロワーからコメントが来たら、~~。」
何が問題なの?と思われる方もいるかもしれませんが、例のように1から10まで全て固められた指示では、そのインフルエンサーらしさが入る余地はどこにもありません。
そのためPR投稿を見たフォロワーも「言わされている感」を敏感に察知し、強い共感は生まれにくくなってしまうでしょう。
インフルエンサーが自由に動ける「余白」を残すほうが、フォロワーの共感は生まれやすく、商品やサービスへの興味関心は高まると考えられます。
また、全て決められた指示を与えられたインフルエンサーは、信頼されていないと感じ嫌気がさしてしまう可能性もあります。
お互いがパートナーとして気持ちよく進めるためにも、インフルエンサーの個性を生かせる施策を検討しましょう。
【課題3】ステマやインフルエンサーの不祥事
度々問題となるステルスマーケティングや、インフルエンサー自身の不祥事も気をつけておかなければなりません。
いわゆるステマとは、PR行為である旨を消費者に明かさず、商品やサービスの宣伝をすることを指します。ステマはインフルエンサー本人だけでなく、企業や業界の信用問題に発展するリスクがあります。
SNSへの投稿にはPRであることを明記するなど、ステマと見なされないためにはどうすべきか、企業とインフルエンサーの間で知識を共有しておきましょう。
また、企業としてインフルエンサーの不祥事を防ぐというのは難しい課題ではありますが、最低限のコンプライアンス意識を共有しておくことは必要です。
なお、ステルスマーケティングのより詳しい説明は、以下の記事をご覧ください。
インフルエンサーマーケティングはプラットフォーム選びも重要
インフルエンサーマーケティングにおいては、
・目的を明確にすること
・インフルエンサーに余白を与えること
・ステマにならないよう知識を共有しておくこと
これら3つのポイントを押さえておきましょう。
さらに、企業とインフルエンサーの橋渡しをするプラットフォーム選びも重要です。質の高いインフルエンサーを集められるプラットフォームなら、インフルエンサーの不祥事リスクを低減できます。
さらに、インフルエンサーマーケティングを進めるうえで企業の負担となる投稿の管理や支払いを任せることができれば、本質的な部分に注力する時間を割けるでしょう。
『Castbook』では、それら全ての理想が叶います。企業のご担当者の方は、お気軽にご相談ください。