国内のゲームの市場規模が拡大するなか、「ゲーム系インフルエンサー(ゲームインフルエンサー)」の認知度や人気も高まってきています。
今回は、ゲーム系インフルエンサーの概要やマーケティングで注目される理由を解説するとともに、ゲーム系インフルエンサーを起用する際の注意点なども紹介します。ゲーム系インフルエンサーについて知りたい方や、インフルエンサーマーケティングでゲーム系インフルエンサーの起用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ゲーム系インフルエンサーとは?
ゲーム系インフルエンサー(ゲームインフルエンサー)とは、その名のとおり、ゲームの分野に特化したインフルエンサーのことです。
ゲーム系インフルエンサーと呼ばれる人に、明確な基準はありません。プロゲーマーに限らず、フォロワーから人気を集めるゲーム系インフルエンサーは多く存在します。
マーケティングの観点から見ると、ゲーム系インフルエンサーは以下のような活動をしています。
- 企業とスポンサー契約を結ぶ
- ブランドアンバサダーになる
- 企業の商品PRを行なう
ゲーム系インフルエンサーが注目される理由
インフルエンサーマーケティングにおいて、ゲーム系インフルエンサーが注目される理由は、以下の3点です。
- 国内外の幅広いユーザーにアピールできる
- ユーザーを長時間つなぎとめられる
- コンテンツが上位表示されやすい
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
国内外の幅広いユーザーにアピールできる
新型コロナウイルス感染症の流行による巣ごもり需要が影響したこともあり、国内のゲーム市場は拡大傾向です。
実際に、2022年のゲームの市場規模(国内)は2兆円を超えています。特にオンラインプラットフォームの市場規模は大きく、幅広い年代の人がゲームを楽しんでいるのが特徴です。
また、ゲームをスポーツととらえた「eスポーツ」の観戦者は、世界的に見て6億人を超えると推察されています。このような背景により、認知度の高いゲーム系インフルエンサーを起用することは、国内外を問わず幅広いユーザーへのアピールにつながると考えられています。
ユーザーを長時間つなぎとめられる
ゲーム系インフルエンサーが通常投稿しているコンテンツは、その性質上、長編動画であることが多いでしょう。そのため、ゲーム系インフルエンサーのフォロワーは、長時間のコンテンツを視聴することに慣れています。
このような理由から、インフルエンサーマーケティングとして投稿したコンテンツも最後まで見てもらいやすいため、マーケティング上有利になります。
コンテンツが上位表示されやすい
動画系プラットフォームのアルゴリズムは、以下の条件を満たすコンテンツほど上位表示されやすいのが特徴です。
- フォロワー数が多い
- 再生回数が多い
- 視聴時間が長い
先述のとおり、ゲーム系インフルエンサーのコンテンツは長時間視聴されやすいため、アルゴリズムに対して大きな強みとなるでしょう。上位表示されやすいということは、フォロワー以外の目にも届きやすく、インフルエンサーマーケティングの効果が発揮されやすくなります。
ゲーム系インフルエンサーと相性の良い業界・SNS
ゲーム系インフルエンサーを起用してインフルエンサーマーケティングを行なうなら、相性の良い業界やSNSについても知っておくとよいでしょう。
相性の良い業界
いうまでもなく、ゲーム系インフルエンサーとゲーム業界との相性は良好です。加えて、オンラインゲームで使用するパソコンやスマートフォン、タブレット、さらにはそれらの周辺機器などの小売業界との相性も良いといえます。
また、ゲーマーはパソコンやスマートフォンを長時間使用することから、体の疲れとも関連性があります。よって、ゲーム系インフルエンサーは、眼精疲労や肩こりといった体の疲れを軽減する商品、つまり製薬業界や美容業界、飲料メーカーなどでも起用しやすいでしょう。
相性の良いSNS
ゲーム系インフルエンサーと相性の良いSNSの代表例が、以下の2つです。
- YouTube
- Twitch
動画配信プラットフォームのYouTubeには、2019年5月末まで「YouTube Gaming Live」と呼ばれるゲーム専用のプラットフォームが存在していました。現在ではYouTubeに統合されていますが、ゲーム系動画(特に実況動画)の人気は衰えることなく、数多くのゲーム系インフルエンサーが活躍しています。
一方のTwitchとは、アマゾンが提供するゲーム専用のライブ配信プラットフォームです。ゲームのプレイ映像を配信できるだけでなく、コミュニティルームにて、ゲーマーと直接チャットすることもできます。
ゲーム系インフルエンサーを起用する際の注意点
ゲーム系インフルエンサーのインフルエンサーとしての活動は、YouTubeを中心に行なわれるケースが多いでしょう。画像や短編動画と比べ、YouTubeの動画コンテンツの撮影・編集には手間がかかります。そのため、ゲーム系インフルエンサーを起用するコストは、ほかのインフルエンサーと比べて高い傾向にあります。
特に、フォロワー数(登録者数)が多いインフルエンサーになると、一度に数十万円の依頼費用がかかることもあることを覚えておきましょう。
まとめ
ゲームの市場規模が拡大するなか、ゲーム系インフルエンサー(ゲームインフルエンサー)の影響は大きくなっています。ゲーム業界はもちろん、小売業界や製薬業界、美容業界、飲料メーカーなどのインフルエンサーマーケティングで、ゲーム系インフルエンサーは活躍してくれるでしょう。
ただし、ゲーム系インフルエンサーを起用するコストは高くなりやすい傾向にあるため、きちんとマーケティング効果を得られるインフルエンサーを選定することが大切です。インフルエンサーマーケティングの実施を検討している方は、質の高いインフルエンサーがそろったCastbookへぜひご相談ください。